「子どもを朝起こそうと声をかけても、1回では起きてくれず何回も起こしにいくのが面倒くさい」
「とにかく子どもの寝起きが悪くて悩んでいる」
「こちらも口調が荒くなってしまうせいで、朝からお互い機嫌が悪くなり、イライラしてしまう」
といった悩みはありませんか?
そんな悩みを解消できる、子供がすっきり起きる魔法の方法を紹介します。
子供の起こし方を知る前に!朝起きられない原因3つ
子供が朝起きられない原因は、3つあります。
- 生活習慣が悪いから
- スマホやPCを見すぎているから
- 睡眠時間が足りていないから
ひとつずつ解説しますね。
生活習慣が悪いから
生活習慣が悪いと起きられない理由は、現代では大人だけでなく子供も生活が夜型化してきており、22時以降に就寝する子供がどんどん増えているからです。
子どもによくある悪い生活習慣の例は下記の通りです。
- スマホやPCを見すぎている
- 睡眠時間が足りていない
- 夜遅い時間まで塾に通っている
- スマホで動画を見るのが止まらなくなる
- 夜、間食をする
しかし、いくら寝るのが遅くなっても、朝は決まった時間に起きなければなりません。
その結果、十分な睡眠時間が確保できなくなり、朝スムーズに起きられなくなってしまいます。
スマホやPCを見すぎているから
スマホやPCを見すぎていると、ブルーライトという光をたくさん浴びます。
夜にブルーライトを浴びると、目の疲れに加えて脳が体のリズムを調節している体内時計が乱れ、睡眠と覚醒のリズムが崩れます。
その結果寝つきにくくなるので、朝も起きられなくなります。
また、遅い時間までSNSなどで友人とコミニュケーションをとったり、スマホやPCゲームに夢中になると、睡眠時間が減少するため、こちらも子供が朝起きられなくなる原因となります。
睡眠時間が足りていないから
小学生、中学生、高校生ごとの推奨睡眠時間です。
小学生 | 9〜11時間 |
中学生 | 8〜10時間 |
高校生 | 8〜10時間 |
小学生は、アメリカの国立睡眠学団で、9〜11時間、中学生、高校生は、
8〜10時間と推奨しています。
中学生や高校生は、平成25年に内閣府が調査したデータによると、
- 中学生の睡眠平均時間ー7時間46分
- 高校生の睡眠平均時間ー6時間54分
です。
どちらも推奨睡眠時間に届いていないことがわかります。
平成25年のデータなので、現在はスマホの普及により、もっと睡眠時間が減っているとえられます
特に高校生のほとんどがスマホを持っているため、大きな原因となっています。
ですが、大学受験に向けて一生懸命勉強したり、通学に時間がかかるようになって中学生の時よりも早起きしなければいけない人もたくさんいるでしょう。
悪い習慣で起きられない子供も、将来のためにやむを得ず睡眠時間を削って頑張っている子供も、朝起きない子供がすっきり目覚める起こし方があります。
朝起きない子供の起こし方3選
朝起きない子供の起こし方を3つ紹介します。
- 睡眠環境を整える
- 寝る前の2時間はテレビやスマホを制限する
- カーテンを開けて太陽の光を浴びさせる
ひとつずつ解説しますね。
睡眠環境を整える
光、音、香り、温度や湿度などの寝室環境を整える必要があります。
- 光:光を浴びると脳は活性化されるため、体内時計にも影響します。
- 音:寝る前に音楽を聴いてもよいですが、寝ている間は静かな環境にしましょう。
- 香り:ラベンダーやカモミールなどの香りでリラックスすると、スムーズに眠りに入りやすいです。
- 温度&湿度:夏場ー25度〜26度、冬場ー22度〜23度、湿度ー50%〜60%
が理想的です。
寝る時は、遮光カーテンや雨戸をして、光をシャットアウトしましょう。
睡眠の質が上がり、朝すっきり起きられるようになりますよ。
テレビやラジオをつけたまま寝るのは、人の声が一番睡眠の妨げになるため、控えましょう。
寝る前の2時間はテレビやスマホを制限する
寝る前の2時間はテレビやスマホを制限する理由は、テレビやスマホから出ているブルーライトによって、睡眠の質が悪くなるからです。
実は、自然の光の太陽光にも、ブルーライトが含まれます。
規則正しく睡眠、起床ができるのは「メラトニン」というホルモンのおかげです。
光を浴びると分泌が少なくなり、暗くなると多く分泌され、自然な眠りへ導いてくれます。
寝る前にテレビやスマホをみると、ブルーライトによって、脳が「今は昼間なんだ!」と錯覚してメラトニンの分泌が減り、睡眠トラブルを引き起こします。
また、メラトニンの分泌が減るほかに、テレビやスマホで好きな番組を見たりアプリを利用すると、脳が刺激されて不眠につながるため、寝る前の2時間はテレビやスマホを控えましょう。
控えることを続けていくうちに「よく眠れるようになった」「日中の集中力が続くようになった」など、少しずつ効果が現れるようになりますよ。
カーテンを開けて太陽の光を浴びさせる
カーテンを開けて太陽の光を浴びさせると起きられる理由は、太陽の光によって体内時計がリセットされ、元気の源となる「セロトニン」がたくさん分泌されることによって、むりなく目覚められるからです。
「今日もいちにち頑張るぞ!」とやる気も出てきます。
また、朝に分泌されたセロトニンは、前述したメラトニンをたくさん作るための原料になります。
よって夜の睡眠の質もアップし、次の日の心地よい目覚めにもつながり、いいことづくしですよ。
このように、光を利用した「光目覚まし時計」というものもあります。
朝起きない子供の起こし方のおすすめは「光目覚まし時計」
「光目覚まし時計」とは、起きる時間の少し前から、目覚まし時計に備わっているライトが、日が昇るように少しずつ光ります。
起きる時間には明るい光を顔に照らして、自然に目が覚める時計です。
起きる時間にアラーム音が鳴る一般的な目覚まし時計とちがって、自然に起きられます。
すっきりさわやかな目覚めになるので、1日元気に過ごせます。
光目覚まし時計のほとんどはアラーム音と一緒に光を照らしますが、アラームをOFFにして、光だけともす設定にできるタイプもありますよ。
子供にも使えますので、朝なかなか起きられない子だけでなく、大きな音が苦手で機嫌が悪くなる子にも寝起きのストレスが減るため、おすすめです。
https://yamakata.jpn.org/hikarimezamashidokei-osusume/
起きない子供にイライラした親のNG行動
起きない子供にイライラして親がよくやりがちなNG行動が3つあります。
- 大きな声で怒鳴ってしまう
- 起きた後に起きなかった子供を叱る
- 大きな音の目覚まし時計で無理やり起こす
ひとつずつ解説しますね。
大きな声で怒鳴ってしまう
大きな声で怒鳴るのがよくない理由は、眠りから強制的に覚醒させることになるため、子供がすっきり気持ちよく起きられなくなってしまうからです。
大きな声で怒鳴って起こすという行動が、お互いにイライラして、余計に朝起きられなくしている原因になっているかもしれません。
また、子供に大きな声で怒鳴ると、親が思っているよりも大きなショックを受けてしまっています。
萎縮したり、心に傷を負ってしまったり、子供の脳の発達に影響を及ぼします。
起きた後に起きなかった子供を叱る
子供がなんとか頑張って起きてきて、朝食の時などに、「なんですぐに起きてこないの!」と叱るのも、よくない行動です。
この流れが毎日のように続くと、子供は「起きたらまた今日も怒られちゃう」と思うので、余計に起きられず、布団から出られなくなってしまいます。
結局、登園、登校の時間もあるのでしょうがなく起きてきますが、親はダラダラ起きてくる子供にイライラするし、親のイライラで子供も機嫌が悪くなるため、悪循環になってしまいます。
大きな音の目覚まし時計で無理やり起こす
寝ている時に突然、大きな音の鳴る目覚まし時計で無理やり起こすことは、目覚めが悪くなって熟睡感が得られにくく、体にも心にも大きな負担になってしまいます。
びっくりするから苦手だけど、起きるためにしょうがなく使っている人も多いと思います。
ですが、脳の疲れの原因にもなるため、イライラしてしまいます。
また、近くで大きな音を毎日聞くことは、聴覚に影響を及ぼし、耳鳴りや頭痛を発症してしまう可能性があります。
なので大音量の目覚まし時計は、起きられるけれど、体全体に負担がかかるためよくありません。
朝起きない子供の起こし方をマスターしてハッピーな朝を過ごそう
朝起きない子供の起こし方は
- 睡眠環境を整える
- 寝る前の2時間はテレビやスマホを制限する
- カーテンを開けて太陽の光を浴びさせる
朝起きない子供の起こし方のもっともおすすめな方法は、
- 光目覚まし時計を使う
です。
親も子供もイライラせず、楽しい朝を過ごす参考になりましたら嬉しいです。
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